2024年9月に40周年を迎えたチャイルドタイム。
前編の社長インタビューでは、「大切にしていること」についてご紹介しました。
引き続き社長インタビュー後編では「40年の歴史と未来」についてご紹介します。
ぜひご覧ください。
変わったこと、変わらないこと
――チャイルドタイムの企業理念の中で、「時代の変化とともに社会貢献し続けていく」という一文が印象的です。40年の歴史の中で変わったこと、変わらなかったことはありますでしょうか。
保育園を取り巻く社会情勢に合わせ様々に変化してきました。
チャイルドタイムに入社した27年前には、少子化とういう言葉がささやかれ始め、待機児童問題が浮き彫りになり、保育所が足りない時代でした。
働く女性も増え、女性の社会進出が活発になり始めた時でした。
現在、待機児童問題は解消され、保育所が淘汰される時代で保育の質が注目されています。
このような時代背景もあり、チャイルドタイムでは“働く女性を応援します”というキャッチフレーズから
“子ども優先でやさしく穏やかな保育”を掲げ、お母様だけでなく、お父様や祖父母の方々を含めた保護者様と共に子どもたちを見守るように変化してきました。
一方で、創業当時から変わらないのは、
”モンテソーリ教育”をずっと行ってきたということです。
子どもを優先し、子どもを取り巻く環境を整えていくこと、いつの時代もモンテソーリ教育が廃れることはないと思っています。
社長の人柄
――最後に社長ご自身のことも教えていただきたいです。もともとは一職員として入社されていますが、当時はどのような業務をされていましたか。
保育士として入社しましたが、チャイルドタイムもこれからという時期でした。
約30年前0~3歳までのモンテソーリ教育の学校が日本で初めて大阪で開催されることになり、国際資格を取得しました。
イタリア人とアメリカ人の先生から学んだ経験があったことで一生の仕事に出会えました。
今でも子どもたちのためにという情熱は消えていません。
入社間もなくマンション内保育室の立ち上げを経験し、以後、大規模開発のマンションに託児所を立ち上げることが私の仕事となりました。
園長の業務をしながら千葉、さいたま、川崎、東京都を行き来し、毎日子どもたちの教育に全てを捧げる生活でした。
20代後半から現会長の基、保育業界以外の沢山の学びを経験させていただき、30代半ばで取締役を務めさせていただき、27年チャイルドタイムの成長のためにやってきました。
――最も多忙な時期に、エリアをまたいで奔走されて、今が築かれているのですね。前社長に代わって、社長に就任されたその時の想いを教えていただけますか。
社長になって試みたことは、先ずチャイルドタイムというブランドイメージを明確にし、モンテソーリ教育の基礎から見つめ直し、子どもたちのために努力を惜しまない仲間を増やすことでした。
職員面談では、様々な意見に耳を傾け、小さなことでも解決につながるように努力しました。
聞くだけではなく、園長主任と問題を共有し計画を立てて問題解決をしてきました。
先生方の中には、20年以上子どもたちのために尽力してくださった方が多数おられます。
私が今、子どもたちに囲まれ幸せを感じることができているのは、チャイルドタイムに関わってこられた方々のお陰です。
創業者の現会長の“人を大切に”を心に留め、これからも謙虚さを忘れず、子どもたちに尊厳をもって接し一人ひとりが自分らしく輝ける人生の助けができればと思っています。
――これからも変わらない理念「やさしく穏やかな保育」を最優先し、
その他の業務は柔軟に変化していくチャイルドタイムを職員一同で尽力していきます。
――10月には、今年入社した新卒職員へのインタビューを行います。実際に働く職員の声をぜひご覧ください。