~ 世界につながる childtime children !! ~

『笑った顔・泣いた顔・怒った顔  すべての子どもをうけいれる』

チャイルドタイムは、 未来を担う子どもたちの

心と身体の健やかな成長を お手伝いいたします。

社長インタビュー【前編:大切にしていること】

チャイルドタイムはまもなく40周年を迎えます。
これまでモンテソーリ教育を実践し、保育理念では「やさしく穏やかな」保育を掲げ、子どもたち自身の「自立の欲求」を大切にしてきました。

改めてチャイルドタイムについて滝瀬雅子社長にインタビューを行い、9月(前編)10月(後編)と2回に分けて投稿します。
今回のインタビューでチャイルドタイムが子どもたちはもちろんのこと、働く職員も大切にしていることがわかりました。
ぜひご覧ください。

滝瀬雅子社長(写真左から4人目)
八王子エンゼルホームのあおば組の子どもたちと 

1.特色、強み

――数ある保育園の中でも、チャイルドタイムの特色を教えてください。

一番はモンテソーリ教育を取り入れている株式会社であったことです。

チャイルドタイムは今年40周年を迎えます。
昨今はモンテソーリ教育の認知度も上がってきましたが、40年以上前からの実績があります。

モンテソーリ教育で学んだことは、色々な人がいてこその世界で、
世の中で必要のない人は誰一人いないということでした。ジェンダー教育にも繋がっています。

これらを基にチャイルドタイムでは、子どもたち一人ひとりの個性を大切にしてきました。

また、園長先生方とはモンテソーリ教育に真摯に取り組みながらも、株式会社である以上、利益を出し、社会貢献をしていこうという共通認識があります。
時代の流れにも敏感に対応し、良いものは取り入れていく考えで成り立っています。

チャイルドタイムの強みは園長先生一人ひとりが経営者視点をもって運営を行い、10園がチャイルドタイムの方向性に沿って協力し合える組織であることだと思っています。

そのような園長の基で育つ人材も一人ひとりが経営的意識をもち、責任をもって子どもたちの為に尽力してくれている点です。

認可、認証、認定と様々な業態の園がありますが、情報交換をしながら日々最善の保育の向上に努めています。
その強みを活かし何十年先も存続できるチャイルドタイムでありたいと願っています。

チャイルドタイムのマークは
泣いた顔、笑った顔、怒った顔を
表しています。
職員一同も大切にしているマークです。

2.やさしく穏やかな先生方

――働く先生方の服装が印象的です。
  保育園といえばエプロンやジャージが多いイメージでしたが、チャイルドタイムの職員の服装は
  スカートの推奨や、3歳以上のクラスでは華奢なピアスやシンプルなマニキュアも認められています。
  どのような思いがあるのでしょうか。

モンテソーリ教育の特徴に子どもたちに尊厳をもって接するということがあります。
ジーパンやジャージのように汚れても構わない服装で子どもの前に立つのは失礼にあたるのではないか?という考え方です。

ご家庭で大事に育てられているのと同様に、園でも子どもたちに尊敬の念をもって接することができるよう、身だしなみや立ち居振る舞いに気を配るように先生方にもお願いをしています。

時代の変化とともにシンプルな色のマニキュアやアクセサリーは、危険に配慮した上で認めることにしました。

――保護者アンケートでも先生の服装が素敵というお声もいただいていますね。
  子どもたちからも「先生の爪きれい」と声を掛けてくれることもあります。
  私自身はせっかちな性格ですが、スカートを履いて出勤すると、いつも以上に背筋を伸ばし、
  一挙手一投足に気をつけてお部屋で過ごす意識ができます。

明るくきれいな服装や立ち居振る舞いを心がけるだけで園の雰囲気を明るく穏やかにしてくれます。

先生方が大きな声を響き渡らせなくても、子どもたち一人ひとりに届く小さな声で丁寧に言葉を渡すように配慮しています。
そうすることで穏やかな環境が生まれ、子ども優先で子ども中心の質の高い保育が実現できます。

子どもが見て素敵だなと思う服装を心がけています。

3.職員も大切にしている

――ノー残業や有給休暇取得率100%を目指すなど、職員の意見も尊重される会社だと思います。
  毎年必ず職員全員と面談をしてくださっていますが、いつ頃から始められたのでしょうか。

社長に就任した際に必ずやろうと決めました。

――職員の意見を元に導入したことはありますでしょうか。

令和元年(2019年)には看護休暇の対象を小学校3年生まで引き上げました。
介護休暇は通院付き添いだけでなく、買い物を頼まれた、掃除を頼まれたなどに対して使用できるようにしました。
連続休暇が取りにくいことに関しても園長がお手本になるように率先して休み、リフレッシュするようにしています。有休消化を促すための案を出し、取り組み中です。


その他これまでに改善してきたこと

  • 有休取得率が年々上昇。取り組み3年目で取得率81%を達成
  • 1ヶ月の勤務時間を80時間、100時間、120時間、130時間、140時間、150時間、160時間と選べ、家庭と仕事の両立支援につながっている
    (現在30名の正規職員が短時間勤務を選択している)
  • インフルエンザ予防接種補助金の導入
  • 八王子エンゼルホームでは視覚障がい者雇用で弱視のヘルスキーパーを採用し、週1回無償でマッサージを受けられる

――働く年齢層も20代〜70代と幅広いので、それぞれの家庭の事情に合わせて改善されているのですね。
  いち職員としては年間有休計画で月に1回の有休と連続休暇を使わせていただき、ありがたく思っています。

年間でまとまったお休みがとれるようにしましたが、年度初めに1年のスケジュールを決めるのは大変とのことで、2025年からは半年に1回にしていく予定です。

――いつも職員の声に耳を傾けていただき、ありがとうございます。
  ますます家庭と仕事の両立がしやすくなり、働く女性に嬉しい職場です。
  10月にはチャイルドタイムの40年の歴史と未来、社長のお人柄についてのご紹介へと続きます。